セット図とは?意味・目的・ステージプロットとの違いをやさしく解説
ライブに出ると必ず耳にする「セット図」。この記事では、セット図とは何かを、意味・目的・似た言葉との違いまで、初めての人向けにやさしく解説します。
この記事でわかること(目次)
セット図とは(ひとことで)
セット図とは、ステージを真上から見たときの、演者と機材の配置を簡略化した図のことです。ライブハウスやPA(音響)が、あなたの本番のセッティングを事前に準備するために使います。英語ではステージプロット(stage plot)と呼ばれます。
📘 定義:セット図=「誰が・どこに立ち・どんな機材を使い・マイクや返しをどうするか」を1枚にまとめた、ステージの見取り図。
なぜセット図が必要なの?
理由はシンプルで、PAとライブハウスが、本番の準備を先に済ませておくためです。事前にセット図があれば、アンプの配置やマイク・返しのセッティングをリハ前に用意できます。逆に無いと、限られたリハーサル時間を確認に使うことになり、あなたのリハ時間が削られます。
ステージプロット・仕込み図・PA表・セットリストとの違い
似た言葉が多くて混乱しがちなので、整理します。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| セット図 | 演者と機材の配置図(本記事の主役) |
| ステージプロット | セット図の英語呼び。ほぼ同じ意味 |
| 仕込み図 | 舞台・照明も含む、より広い舞台の設営図。演劇や大きな舞台で使う |
| PA表/セッティング表 | セット図+音響の情報をまとめた表。ほぼ同義で使われることも |
| インプットリスト(回線表) | 各チャンネルに何の音を入れるかの一覧。セット図とセットで渡す |
| セットリスト | 演奏する曲の順番表。セット図とは別物 |
⚠️ よくある勘違い:「セットリスト(曲順)」と「セット図(配置図)」は別物です。名前が似ているので注意。
誰が使う?
- 演者(バンド・弾き語り・SSW)= 作って提出する
- ライブハウス/ブッキング担当= 受け取って準備・進行に使う
- PAエンジニア= 音響のセッティングと回線の下準備に使う
セット図には何が書いてある?
基本は、客席から見た向きで、次の情報が入っています。
- 編成・人数・パート、各メンバーの立ち位置
- アンプの機種と持込/レンタルの区別
- ボーカル・コーラスのマイク、ドラム構成
- 返し(モニター)の位置・要望、DI・電源・ワイヤレスの有無
奥(バックライン)下手上手↓ 客席側set-zu.jpDrBa.AmpGt.AmpBaGtVo
▲ 4ピースの基本形。ドラムは奥中央、ギター上手・ベース下手、返し(黒い台形)は各自の足元へ。
作り方はかんたん
「意味は分かったけど、実際どう作るの?」という方は、セット図の作り方・書き方【完全ガイド】で、上手下手のルールから編成別の記入例まで解説しています。作るだけなら、記号を並べるツールを使えば1分です。
よくある質問(FAQ)
セット図とステージプロットは同じですか?
ほぼ同じです。ステージプロット(stage plot)はセット図の英語呼びで、指しているもの(演者と機材の配置図)は同じです。
セット図とセットリストの違いは?
別物です。セット図は「機材と演者の配置図」、セットリストは「演奏する曲の順番表」です。名前が似ているだけで役割が違います。
初心者でもセット図は作れますか?
作れます。絵心は不要で、記号と文字で必要な情報が伝わればOKです。ひな形付きの無料ツールを使えば、初めてでも1分ほどで作れます。
セット図は必ず必要ですか?
ライブハウス出演では、ほぼ必須と考えてよいです。バンドはもちろん、弾き語りでも「事前にセッティングを教えて」と言われることが多いので、1枚あると安心です。