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回線表(インプットリスト)テンプレート【無料DL・記入例つき】書き方と48V早見表

公開:2026年07月06日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

ライブハウスに出す回線表(インプットリスト)の書き方を、そのまま埋めれば完成する無料テンプレート(Excel・A4 PDF・記入例つき)と一緒に解説します。Ch・音源・マイク/DI・48V(ファンタム)・持込の埋め方、ドラムのCh割り当て、48V早見表、そして「ライブハウスからもらった回線表」と「自分が出すインプットリスト」の違いまで。読めば、PAが一発で読める1枚が作れます。

回線表も、置いて入力するだけ
セット図くんはセット図と回線表を同じ画面で作成→1枚のPDFに。登録不要・完全無料。
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インプットリスト(回線表)とは

インプットリスト(回線表)とは、「ミキサーのどのチャンネルに、何の音を、どのマイク/DIで入れるか」を1行ずつ並べた一覧表のことです。「回線表」「ライン表」「PA表」とも呼ばれます。

セット図(配置図)が“ステージの見取り図”なら、インプットリストは“音の入り口の一覧”。セット図とセットで渡すと、PAは当日の回線(ケーブルやマイク)の本数を事前に用意でき、立ち上げが劇的に速くなります。必須ではありませんが、あるとPAにとても喜ばれます。

💡 まだセット図を作っていない方は、先にセット図の作り方・書き方を。回線表はその“相棒”です。

「ハコの回線表」と「自分が出すインプットリスト」は別物

ここが最初のつまずきポイントです。「回線表」で検索すると、ライブハウスやホールが配っているPDFが大量に出てきます。卓の機種名、A1〜A16といった番号、INSERTの欄、OUTPUT CHART……。あれを見て「こんなの書けない」と固まってしまう人がとても多いのですが、あれはバンドが埋めるものではありません

ハコの回線表(設備表)自分が出すインプットリスト
作る人会場のPA・音響出演するバンド
中身常設マイク・卓の機種・マルチの番号・INSERT(GATE/COMP)・出力の系統自分たちが鳴らす音と、持ち込む機材
意味「うちの設備はこうなっています」「うちはこの音を出します」
いつ出演が決まった時に渡される/資料ページからDL本番の1〜2週間前に提出

つまり、あなたが作るのは右側だけ。この記事のテンプレートも右側(インプットリスト)です。

ハコの回線表をもらったときの読み方(用語対訳)

とはいえ、渡された回線表が読めると「会場に何があるか」が分かり、自分のリストがぐっと書きやすくなります。よく出てくる表記だけ覚えておけば十分です。

ハコの回線表の表記意味
TOP.L / TOP.Rオーバーヘッド(OH)。シンバル全体を上から拾う2本
SN(TOP) / SN(BOT)スネアの上側・下側。2本立てている会場もある
KICK IN / KICK OUTバスドラの内側・外側。2本で録る会場の書き方
H/Hハイハット(HH)
A1・A2… / B1・B2…ステージ袖のマルチボックスの差し込み口の番号(下手側=A、上手側=B など)
INSERT(GATE / COMP)卓側でかける処理。バンドが書く欄ではありません
FBフォールドバック=返し(モニター)の系統
210 / 259 などの数字マイクスタンドの型番。ブーム/ストレートの区別
OUTPUT CHARTスピーカーやアンプの出力側の一覧。こちらも会場側の資料
💡 使い方のコツ:ハコの回線表に載っている音は、同じ呼び方で自分のリストにも書くと話が早いです(例:会場が「TOP.L/TOP.R」なら自分も「OH L/OH R」ではなくその表記に合わせる)。逆に、載っていない持込(自前のDI・ワイヤレス・同期)は必ず目立つように書きましょう。

回線表に書く項目(列)

形式は自由ですが、次の列を用意するとPAが読みやすい回線表になります。

書くこと
Chチャンネル番号(1から連番)
音源/パートKick・Snare・Gt・Ba・Vo など、その回線の音
マイク/DIマイク(種類)か、DI(ライン)か。持込マイクは型番も
スタンドブーム/ストレート/卓上など、必要なマイクスタンド
48Vファンタム電源の要否(○=要)
備考持込/会場、ステレオ(St)、型番、要望など

記入例(4ピースバンド)

Vo/Gt/Ba/Dr の4人編成を例に、実際の回線表を1枚。これを真似れば形になります。

Ch音源マイク/DI48V備考
1Kickダイナミック会場
2Snareダイナミック会場
3HHコンデンサー会場
4OH Lコンデンサー会場
5OH Rコンデンサー会場
6Gtマイク(前)JC-120
7BaDI持込・アクティブ
8Key LDISt(ステレオ)
9Key RDISt
10VoダイナミックSM58
🔢 Ch番号はドラム→アンプ楽器→ボーカルの順に振るのが定番。実際に鳴らす音だけを載せます。

回線表テンプレートを無料ダウンロード(Excel・A4 PDF)

上の記入例をそのまま埋めれば完成する白紙の回線表を、Excelと印刷用のA4 PDF・画像(PNG)で配布します。登録不要・無料で、印刷・配布・改変も自由。どちらにも48V(ファンタム)早見表返し・電源の記入欄が入っているので、迷わず1枚で完成します。

回線表(インプットリスト)テンプレートA4のプレビュー。Ch・音源・マイク/DI・スタンド・48V・持込/会場・備考の20行と、48V早見表・返しの記入欄
📄 A4 PDF(印刷して手書き)
Ch1〜20行+48V早見表+返し・電源欄。2ページ目が記入例(4ピース+キーボード)なので、初めてでも真似して書けます。
回線表テンプレートの記入例。4ピースバンドとキーボードの11回線が埋まった状態
📊 Excel版(3シート・プルダウンつき)
「回線表(空欄)」「記入例(4ピース+Key)」「記入例(弾き語り)」の3シート。よくある音源名がヒントで入っていて、48Vと持込/会場はプルダウンで選ぶだけ。Googleスプレッドシートでも開けます。

使い方は3ステップ。 実際に鳴らす音だけを上から書く → ライン楽器は「DI」、声・アンプ・生ドラムは「マイク」と書き分ける → セット図と2枚セットにして、日付_バンド名_回線表のファイル名で送る。会場から指定のフォーマットがある場合はそちらを優先してください。

テンプレを埋めるより速い方法もあります
セット図くんならセット図と回線表を同じ画面で作って、1枚のPDFに。項目は最初からセット済みで、スマホでも1分。
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ドラムのCh割り当て(定番と記号)

ドラムは1本ではなく、パーツごとに複数の回線を使います。定番はこの並び。

SD=スネア、HH=ハイハット、CC=クラッシュ、RC=ライド、といった略記も現場で通じます。小さな箱では Kick/Snare/OH の最小構成で足りることも多いです。

💡 ドラムの持込・レンタルの伝え方はドラムのセット図の書き方で詳しく解説しています。

DIって何?「マイクレベル」と「ラインレベル」

回線にはマイクレベル(弱い信号)ラインレベル(強い信号)の2種類があります。ベース、キーボード/シンセ、エレアコ(ピックアップ)などのライン出力は、DI(ダイレクトボックス)を通してマイクレベルに変換してから卓へ送ります。

💡 モデラー/アンプシミュをライン出力で使う人は、その旨(DI希望・ステレオ/モノラル)を必ず書きましょう。DIとはもあわせてどうぞ。

48V(ファンタム電源)の要否 早見表

「48Vって何に付けるの?」がひと目で分かる早見表。要る所だけ○を付けます。

音源/機材48V(ファンタム)
コンデンサーマイク必要 ○
ダイナミックマイク(SM58等)不要
アクティブDI必要 ○
パッシブDI不要
リボンマイク基本かけない(故障の恐れ)⚠️
⚠️ ファンタム(+48V)はDC48Vの給電。リボンマイク等は48Vで壊れることがあるため、迷ったら「48V不要」と書くか、当日PAに確認を。

弾き語り・少人数の簡易回線表

1〜2人なら、数行で十分です。

Ch音源マイク/DI48V備考
1VoダイナミックSM58
2A.GtDIエレアコ(ライン)

アコギをマイクで拾う場合は「マイク(前)+要スタンド」に。配布Excelの「記入例(弾き語り)」シートにカホンのサポートを足した3回線の例が入っています。詳しくは弾き語りのセット図の書き方で解説しています。

回線表、セット図と一緒に1枚で作れます
セット図くんはステージ配置と回線表をまとめて1枚のPDFに。項目は最初からセット済み。
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よくあるNG・失敗例

セット図+回線表を最速で作る

回線表は表計算でも作れますが、セット図と別々に管理すると食い違いが起きがち。セット図くんなら、ステージ配置を並べながら回線表(インプットリスト)も同じ画面で作成し、1枚のPDF・共有リンクにまとめて出せます。登録不要・完全無料。

配置も回線表も、ひとつで完成
セット図くんは回線表の項目(Ch・音源・マイク/DI・48V)も内蔵。置いて入力するだけ。
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よくある質問(FAQ)

回線表のテンプレートはありますか?
このページで無料配布しています。印刷して手書きできるA4 PDF(2ページ目が記入例)、画像のPNG、プルダウンつきのExcel(3シート)の3形式で、登録不要・改変自由です。会場から指定のフォーマットがある場合はそちらを優先してください。
ライブハウスからもらった回線表に書き込めばいいですか?
いいえ。会場が配っている回線表は「うちの設備はこうなっています」という設備表で、卓の機種やマルチの番号、INSERT(GATE/COMP)まで書かれています。バンドが出すのは「自分たちはこの音を出します」というインプットリストで、別の書類です。会場の表は、常設マイクの呼び方を合わせる参考として使うと便利です。
インプットリストは必須ですか?
必須ではありませんが、あるとPAにとても喜ばれます。当日の回線・マイクの本数を事前に用意でき、リハと本番の立ち上げが速くなります。セット図とセットで渡すのがおすすめです。
DIとマイクの違いは?
DI(ダイレクトボックス)は、ベースやキーボード、エレアコなどのライン出力をマイクレベルに変換して卓へ送る機材です。マイクは空気の振動(音)を拾います。ライン楽器はDI、声やアンプ・生楽器はマイク、と覚えると簡単です。
48V(ファンタム電源)はいつ必要ですか?
コンデンサーマイクとアクティブDIに必要です。ダイナミックマイク(SM58等)やパッシブDIには不要。リボンマイクは48Vで壊れることがあるため基本かけません。
何チャンネル用意すればいいですか?
実際に鳴らす音の数だけでOKです。4ピースバンドでおおむね8〜11ch程度が目安。小さな箱ではドラムをKick/Snare/OHの最小構成にするなど、会場に合わせて減らせます。