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用語集

上手・下手(かみて・しもて)とは?どっちが右か図解・覚え方・バンドの定位置

公開:2026年07月06日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

ライブや演劇の現場で必ず使う「上手(かみて)・下手(しもて)」。結論から言うと、客席からステージを見て右が上手、左が下手です。この記事では、一度で覚えられる図解と覚え方、なぜ右・左と言わないのかという理由、英語表記で逆になる注意点、バンドの定番配置、セット図での書き方まで、現場で困らないように解説します。

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結論:客席から見て右が上手、左が下手

上手(かみて)・下手(しもて)とは、ステージの左右を表す舞台用語です。基準は客席。客席からステージに向かって右側が上手、左側が下手です。

客席からステージを見て、右が上手・左が下手。セット図もこの向き(客席目線)で書くのが基本。

ステージに立つ演者から見ると左右は逆になります。つまり演者から見て左が上手、右が下手。この「どちらから見るか」で混乱しないために、次の表を頭に入れておきましょう。

視点上手(かみて)下手(しもて)
客席から見て
ステージ上(演者)から見て

なぜ「右・左」と言わないの?

ステージの現場では、客席側にいるスタッフ(PA・照明)とステージ上の演者が向かい合って会話します。このとき「右」と言うと、お互いの右が逆なので事故が起きます。

そこで、誰の視点でも変わらない絶対的な呼び方として「上手・下手」を使います。「アンプをもう少し上手へ」と言えば、どこに立っている人にも同じ場所が伝わる——これがこの用語が使われ続ける理由です。

💡 セット図も同じ理由で、客席から見た向き(下手=左/上手=右)で書くのが業界の共通ルールです。

覚え方3選(どっちか迷ったら)

「どっちが上手だっけ?」と迷ったら、この3つのどれかで思い出せます。

覚え方理屈
「右に出る者がいない」実力がの人=右。だから客席から見て右が上手。いちばん覚えやすい定番
ピアノは下手クラシックのコンサートでグランドピアノは客席から見て左(下手)側。「ピアノ=しもて」とセットで
縦書きは右から読む縦書きの文章は右が先(=上位)。番付や台本の並びと同じで右=上手

由来:歌舞伎の舞台から

「上手・下手」は日本の伝統演劇に由来する言葉で、代表的な説はこうです。歌舞伎などの舞台では、客席から見て右側が身分の高い側(上座)とされ、目上の役はこちらから登場しました。上座=「上(かみ)」の側だから上手、反対側が下手、という説です。

今でも歌舞伎では、花道(演者が客席を通る通路)は下手側に作られ、時代劇のお殿様は上手側に座ります。由来には諸説ありますが、「偉い側が上手」と覚えておくと迷いません。

英語では逆になる(stage left / stage right)

注意したいのが英語表記です。英語の stage left / stage right は「演者から見た」左右を指します。つまり日本語の上手・下手とは基準の視点が逆です。

日本語英語客席から見ると
上手(かみて)stage left(SL)
下手(しもて)stage right(SR)

海外の会場やステージプロット(英語のセット図)では、「上手=right」と直訳すると正反対の意味になります。海外提出用にはSL/SRの表記か、「客席から見て(from audience)」を明記しましょう。

バンドの定番配置:ギターは上手、ベースは下手

ライブハウスのバンド編成では、ドラムが奥中央、ベースが下手、ギターが上手という配置が定番です。

▲ 4ピースの基本形。ドラムは奥中央、ギター上手・ベース下手、返し(黒い台形)は各自の足元へ。

これは、多くのライブハウスでベースアンプが下手側・ギターアンプが上手側に常設されているため。ドラマーから見ると、リズムの相方であるベースが近くに来る合理的な配置でもあります。もちろん絶対のルールではないので、逆にしたい場合はセット図にはっきり書けば対応してもらえます

セット図での上手・下手の書き方

セット図(ステージプロット)は客席から見た向きで書きます。つまり紙の左が下手、右が上手、下が客席側。ここが逆だと、PAはアンプもマイクも逆に準備してしまいます。

📘 セット図に書くべき情報の全体像はセット図の作り方・書き方【完全ガイド】をどうぞ。
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現場での使われ方(会話例と関連用語)

リハーサル(サウンドチェック)では、こんなふうに飛び交います。

あわせて覚えたい関連用語が「袖(そで)」(上手袖・下手袖)、「出はけ」(登場と退場)、「ツラ」(ステージの最前)。上手・下手と組み合わせて使われる基本語です。

用語が分かったら、あとは実践だけ。セット図くんなら上手・下手のラベル入りステージに記号を並べるだけで、PAに一発で伝わるセット図が完成します。

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よくある質問(FAQ)

上手・下手はどっちですか?
客席からステージを見て右が上手(かみて)、左が下手(しもて)です。ステージ上の演者から見ると逆になり、演者から見て左が上手です。
なぜ上手・下手と呼ぶのですか?
客席側のスタッフとステージ上の演者は向かい合うため、「右・左」では互いに逆になってしまうからです。誰の視点でも変わらない共通の呼び方として使われています。由来は歌舞伎など日本の伝統演劇で、身分の高い側(上座)が客席から見て右だったことによるとされます。
英語のstage leftは上手・下手のどちらですか?
stage leftは上手です。英語のstage left / stage rightは演者から見た左右を指すため、日本語の上手・下手とは基準が逆になります。海外向けの資料ではSL/SR表記か「from audience(客席から見て)」の明記が安全です。
バンドでギターとベースはどちら側に立ちますか?
定番はギターが上手(客席から見て右)、ベースが下手(左)です。多くのライブハウスでアンプがその配置で常設されているためです。変えたい場合はセット図に明記すれば対応してもらえます。