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用語集

バミリとは?舞台・ライブでの意味、テープの種類・形の使い分け・貼り方とマナー

公開:2026年07月19日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

ライブハウスや舞台のリハーサルで飛び交う「バミっておいて」という言葉。バミリとは、出演者の立ち位置や機材を置く位置を、床にテープで示した目印のことです。この記事では、バミリの意味と語源、テープの種類と色の選び方、L字・T字など形の使い分け、貼り方の基本、ライブハウスで自分がバミって良いのかというマナー、そしてセット図とバミリの関係まで、初ライブの人にも分かるように解説します。

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結論:バミリとは「立ち位置・機材の位置を床に示す目印」

バミリとは、ステージや稽古場の床にテープなどで貼る、位置の目印のこと。出演者の立ち位置、マイクスタンドやアンプなど機材の設置位置、舞台セットの位置を示すために使います。動詞では「バミる」——「センターマイクの位置、バミっておいて」のように使われます。

語源は「場を見る」が縮まったものという説が有力です。表記はカタカナの「バミリ」が一般的で、「場見り」という当て字が使われることもあります。舞台・テレビ・ライブ・ダンスと、人が立つ現場ならほぼどこでも登場する、業界の基本用語です。

💡 バミリは「一度決めた位置を、あとから正確に再現する」ための仕組み。リハーサルと本番をつなぐ橋渡し役です。

バミリは何のためにある?——3つの役割

バミリテープの種類と色の選び方

バミリには「よく使われる定番テープ」があります。床材と用途に合わせて選びます。

テープ特徴主な用途
ビニールテープ安い・色数が豊富・細く裂けるいちばん手軽な定番。短期の立ち位置・機材位置
パーマセル(シュアーテープ)手でまっすぐ切れて、糊残りしにくい舞台・音響・撮影のプロ現場の標準
養生テープ糊残りしにくい・幅広で目立つ木の床・仮設ステージ。広い面の表示
蓄光テープ暗転中も光って見える暗転時の立ち位置・段差・通路の目印
マスキングテープ粘着が弱く跡が残りにくい傷つけたくない床・機材そのものへの目印

色選びのコツは床とのコントラスト。黒い床なら白・黄色、明るい床なら黒や濃い色が見やすくなります。複数の出演者・バンドが同じステージを使うときは、バンドごと・人ごとに色を変えると混乱しません。

⚠️ 塗装床やリノリウムなど、テープNGの床材もあります。会場の床に貼る前に、必ずスタッフに確認を。

形の使い分け(L字・T字・バッテン・ライン)

バミリは貼る「形」にも意味があります。現場でよく使われる型がこちら。

意味・使いどころ
L字(カギ型)機材の角に合わせて貼る。アンプ・エフェクターボード・スピーカー・スタンドの脚など「箱もの」の定位置
T字人の立ち位置。Tの横棒につま先を合わせる
×(バッテン)汎用の目印。センター位置や小道具の置き場所など
ライン(直線)境界線。ここから前に出ない、通路を塞がない、ケーブルルートなど

ただし、この使い分けは絶対のルールではなく現場の流儀。会場や制作チームによって細部は異なるので、既にあるバミリの意味が分からないときは推測せず、スタッフに確認しましょう。

貼り方の基本(5つのポイント)

バミる前に、配置を図で決めておくと速い
セット図くんで立ち位置・機材配置を先に図にしておけば、リハ当日は図のとおりに置いてバミるだけ。配置図と回線表を1分で作れます。
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ライブハウスでは誰がバミる?——マナーと注意点

ライブハウスでは、基本的に会場スタッフ・PAが必要に応じてバミります。リハ後に「立ち位置バミっておきますね」と言われたら、それはリハの配置を本番で再現してくれるという意味です。

出演者側が自分でバミりたいとき(マイクスタンドの位置、エフェクターボードの定位置など)は、次のマナーを守りましょう。

ダンスのバミリ(90cm間隔・センター0)

ダンスの発表会やコンテストでは、舞台のふち(客席側)に等間隔で貼られた番号つきのバミリを基準に立ち位置を取ります。標準はセンターを「0」として、左右に90cm間隔で1、2、3…と振っていく方式。90cmという半端な数字は、劇場建築で使われてきた尺貫法(一間=約180cmの半分)に由来します。

練習場所に本番と同じバミリを再現したいときは、メジャーで90cm間隔を測って数字を書いたテープを貼れば、自作できます。学園祭・文化祭のステージ準備は軽音・文化祭のセット図も参考にどうぞ。

セット図とバミリの関係——「紙の配置」と「床の配置」

バミリとセットで覚えたいのがセット図です。役割分担はシンプルで、セット図=配置を紙(データ)で事前共有するもの、バミリ=その配置を床の上で再現するもの。流れはこうなります。

タイミングやること
① ライブ前セット図(配置図)を作って会場・PAに提出
② リハーサルセット図どおりに機材を置き、音と立ち位置を微調整
③ リハ後確定した位置をバミる(スタッフがバミってくれることが多い)
④ 本番の転換バミリに合わせて置くだけ。数十秒で配置が復元できる
▲ 4ピースの基本形。ドラムは奥中央、ギター上手・ベース下手、返し(黒い台形)は各自の足元へ。

つまり、事前のセット図が正確なほど、バミリも転換も速く正確になります。セット図の書き方はセット図の作り方・書き方【完全ガイド】で詳しく解説しています。

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よくある質問(FAQ)

バミリの語源・漢字は何ですか?
「場を見る」が縮まった業界用語という説が有力です。表記はカタカナの「バミリ」が一般的で、当て字として「場見り」と書かれることもあります。動詞は「バミる」です。
バミリにはどんなテープを使えばいいですか?
手軽なのはビニールテープや養生テープ、プロの現場では手で切れて糊残りしにくいパーマセル(シュアーテープ)が定番です。暗転中も見せたい位置には蓄光テープを使います。床材によってはテープNGの会場もあるため、貼る前にスタッフへ確認しましょう。
ライブハウスで勝手にバミってもいいですか?
貼る前にスタッフへ一声かけるのがマナーです。床材によっては使えないテープがあり、会場のテープを貸してもらえることも多いです。終演・転換後は自分のバミリを自分ではがし、会場に元からあるバミリには手を触れないようにしましょう。
ダンスのバミリはどんな間隔で貼りますか?
センターを0として左右に90cm間隔で番号を振るのが標準的です。90cmは劇場建築で使われてきた尺貫法(一間=約180cm)の半分に由来します。