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ライブの転換(セットチェンジ)とは?時間の目安10〜15分・流れと速くする8つのコツ

公開:2026年07月19日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

ライブハウスで必ず耳にする「転換(てんかん)」。結論から言うと、対バン形式のライブで、出演者が入れ替わる間にステージの機材を撤収・設営し直す時間のことです。この記事では、転換の意味、時間の目安(10〜15分)、当日の流れ、転換を速くする8つのコツ、タイムテーブルの「転換込み」の読み方、そして時間が「押す」と何が起きるかまで、初ライブでも困らないように解説します。

転換がいちばん速いのは、セット図を出しているバンド
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結論:転換とは「出演者の入れ替え+セッティング替え」の時間

転換とは、前の出演者の演奏が終わってから、次の出演者の演奏が始まるまでの入れ替え時間のこと。前のバンドの機材を撤収し、自分たちの機材を設営し、音のチェックまでを行います。「セットチェンジ」とも呼ばれ、タイムテーブルには「転換15分」のように書かれます。

複数バンドが出演する対バン形式のライブでは、バンドごとに編成も機材も立ち位置も違うため、この転換が必ず発生します。観客にとってはドリンク・トイレ・物販を見る休憩時間で、会場はBGMを流して場をつなぎます。

💡 転換の速さは、そのまま「バンドの段取り力」。共演者やライブハウスのスタッフは意外とよく見ています。

転換時間の目安(10〜15分が標準)

ライブハウスの対バンイベントでは、転換は10〜15分が標準です。編成や持込機材によって、おおよそ次のように変わります。

ケース目安理由
弾き語り・アコースティック5〜10分機材が少なく設営が速い
バンド(会場機材中心)10〜15分いちばん標準的なケース
バンド(持込・同期あり)15〜20分持込アンプ・PC・DIの接続が増える
フェス・サーキット・大型イベント15〜30分ステージが広く機材も大型(サーキットは逆に10分前後の超タイト進行も)

イベントを組む側は「基本10分+持込機材が多いバンドは5分加算」のように積み上げてタイムテーブルを作ります。自分たちの転換が長くかかりそうなら、ブッキング担当に事前に伝えておくのがマナーです。

⚠️ 転換時間は「準備のための持ち時間」であって、練習やリハをする時間ではありません。使い方は次の章で。

転換の流れ(4ステップ)

転換の中身は、次の4ステップに分解できます。

ステップやること
① 撤収前の出演者が機材を片付けてステージを降りる(はける)
② 設営自分たちの機材を運び込み、アンプ・エフェクター・ドラムをセット
③ ラインチェックPAと一緒に、各楽器の音が卓に届いているかを1回線ずつ確認
④ 転換リハ(ある場合)ワンコーラスだけ音を合わせて、返しとバランスを確認

転換リハ(転リハ)とは?やることと優先順位

転換リハ(略して「転リハ」)とは、事前リハーサルのないイベントで、転換時間内にワンコーラス程度だけ音を出して確認する簡易リハのこと。ブッキングライブや出演組数の多いイベントでは「リハなし・転換リハのみ」という進行がよくあり、香盤表に「転換リハ〇分」と書かれていたらこの形です。

時間は通常の転換より少し長めの10〜20分程度。セッティング〜音出しまでを全部この中でやるため、確認したいことに優先順位をつけておくのがコツです。

逆に事前リハがあった場合、転換は「リハと同じ状態に戻すだけ」が大原則。PA卓もリハの設定に復帰させているので、本番直前に勝手に音量やセッティングを変えるとリハの意味がなくなってしまいます。

💡 転換リハすらない「線出しのみ」の現場もサーキットフェスや組数の多いイベントでは、音が卓に届いているかのラインチェックだけで本番、ということも。この形式ほど、事前提出したセット図・回線表の正確さが命綱になります。
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セット図と回線表を事前に出しておけば、PAは配線もマイクも準備済み。音を出して確認するだけで済みます。
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転換を速くする8つのコツ

タイムテーブル・香盤表での「転換」の読み方

出演が決まると、主催や会場から香盤表やタイムテーブルが届きます。ここでの「転換」の書かれ方は2パターンあり、読み間違えるとセットリストの長さを間違えます

書かれ方意味実質の演奏時間
「転換15分」と別枠で書かれている持ち時間はまるごと演奏に使える持ち時間どおり
「持ち時間30分(転換込み)」枠の中に転換時間が含まれる20〜25分程度

「転換込み」の場合、転換に手間取るほど自分の演奏時間が削れます。曲数を1曲少なめに組んでおき、余ったら追加できるようにしておくと安全です。迷ったらブッキング担当に「転換込みですか?」と確認するのがいちばん確実です。

転換が「押す」とどうなる?

転換が予定より長引くことを「押す」と言います。開演・終演の時刻は動かせないため、押した影響は次のように連鎖します。

だからこそ「転換が速いバンド」は、それだけで共演者とスタッフから信頼されます。

転換中、観客は何をする時間?

観客にとって、転換は10〜15分の休憩時間。会場はBGMで場をつなぎ、フロアは少し明るくなります。定番の過ごし方は次の3つです。

転換中のマナー

セット図・回線表で、転換は劇的に速くなる

転換を速くする最大の裏ワザが、セット図(配置図)と回線表の事前提出です。PAは図を見て、マイク・DI・ケーブルを転換前に用意し、立ち位置も把握済み。口頭で説明しながらセッティングするのと比べて、数分単位で転換が縮みます

▲ 4ピースの基本形。ドラムは奥中央、ギター上手・ベース下手、返し(黒い台形)は各自の足元へ。

セット図に書くべき内容はセット図の作り方・書き方【完全ガイド】、回線表はインプットリスト(回線表)の書き方で解説しています。

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よくある質問(FAQ)

ライブの転換とは何ですか?
対バン形式のライブで、出演者が入れ替わる間に機材の撤収・設営・音のチェックを行う時間のことです。セットチェンジとも呼ばれ、目安は10〜15分。観客にとってはドリンクや物販のための休憩時間でもあります。
転換時間はどのくらいが普通ですか?
ライブハウスの対バンでは10〜15分が標準です。弾き語りなら5〜10分、持込機材や同期(オケ)があるバンドは15〜20分ほど。イベント側は「基本10分+持込が多いバンドは5分加算」のように組むことが多いです。
転換リハとは何ですか?
事前リハーサルのないイベントで、転換時間内にワンコーラス程度だけ音を出し、返し(モニター)や音量バランスを確認する簡易リハのことです。通常の転換より少し長めに時間が取られます。
転換中、観客は何をしていればいいですか?
ドリンクの購入、トイレ、物販チェックが定番です。多くの会場ではBGMが流れ、10〜15分ほどで次の出演者のステージが始まります。
転換とセットチェンジの違いは何ですか?
同じ意味です。日本のライブハウスでは「転換」、コンサート・フェスや海外では「セットチェンジ(set change / changeover)」と呼ばれることが多いですが、どちらも出演者の入れ替えにともなうセッティング替えの時間を指します。
「持ち時間30分・転換込み」とはどういう意味ですか?
30分の枠の中に転換(セッティング替え)の時間が含まれるという意味です。転換に10分かかれば実質の演奏時間は20分ほどになります。転換が別枠なのか込みなのかで組める曲数が変わるため、不明ならブッキング担当に確認しましょう。