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用語集

場当たりとは?舞台稽古での意味・ゲネプロとの違い・確認すべきことを解説【舞台用語】

公開:2026年07月21日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

舞台の稽古スケジュールに必ず登場する「場当たり」。結論から言うと、劇場入りのあと、本番の舞台上で場面(シーン)ごとに立ち位置・出はけ・照明や音響のきっかけを確認していく稽古のことです。この記事では、場当たりで何をするのか、ゲネプロや通し稽古との違い、進み方と所要時間、出演者が確認すべきチェックリスト、そして日常語の「場当たり的」と意味が真逆になる理由まで解説します。

立ち位置ときっかけの確認は、図面があると倍速に
セット図くんなら立ち位置・機材配置・回線表を1分で図面化。場当たりの前に共有しておけば、口頭での確認がぐっと減ります。登録不要・完全無料。
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結論:場当たりとは「場面ごとに立ち位置ときっかけを確認する稽古」

場当たりとは、稽古場での稽古を終えて劇場(小屋)に入ったあと、本番の舞台上で、場面(シーン)ごとに立ち位置・出はけ・照明や音響のきっかけを確認していく稽古のこと。「きっかけ稽古」とも呼ばれます。

「場」=場面を、「当たる」=確認する、が語源。芝居(演技そのもの)の確認はしないのが特徴で、きっかけのない場面は飛ばしながら、照明・音響・大道具など裏方スタッフと演者の「合わせ」を場面単位で作っていきます。

💡 日常語の「場当たり的」(=無計画にその場しのぎで対処する様子)とは意味が真逆。舞台用語の場当たりは、本番を成功させるために欠かせない計画的な確認作業です。詳しくは後述

場当たりで確認すること

稽古全体の流れの中での位置づけ

舞台の稽古は、おおむね次の順で進みます。場当たりは「小屋入り後、ゲネプロの前」に行われます。

段階場所内容
読み合わせ・立ち稽古稽古場台本を読み、動きをつけていく
通し稽古(ランスルー)稽古場頭から止めずに通す。演技の完成度を上げる
小屋入り・仕込み劇場大道具・照明・音響を組む(公演の2〜3日前が多い)
場当たり劇場場面ごとに立ち位置ときっかけを確認(芝居は飛ばす)
ゲネプロ劇場本番と同じ条件で止めずに通す最終リハーサル
本番劇場初日〜千秋楽

通し稽古・テクリハ・ゲネプロとの違い

用語目的進め方
通し稽古・ランスルー演技・流れの完成度を上げる頭から止めずに通す(稽古場で行うことが多い)
テクニカルリハーサル音響・照明・転換など技術要素の確認技術パートを中心に部分ごとに確認。「テクリハ」
場当たり立ち位置・出はけ・きっかけの確認場面ごとに止めながら。きっかけのない場面は飛ばす
ゲネプロ本番どおり通せるかの最終検証本番と同じ条件・衣装で、原則ノンストップ

ざっくり言うと、場当たりで「部品」を舞台上で合わせ、ゲネプロで「完成品」を検証するという関係です。場当たりを丁寧にやるほどゲネプロが止まらずに済みます。

場当たりを短くする最大のコツは、事前共有
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場当たりの進み方と所要時間

⚠️ 場当たりは「待ち時間が長い稽古」でもあります。自分の出番以外は長く待つことになるため、出演者はすぐ動ける服装で、呼ばれたら即座に動ける場所で待機するのがマナーです。

出演者が場当たりで確認すべき6つのこと

「場当たり的」とは意味が真逆——言葉の面白い話

日常語の「場当たり的」は、「計画を立てずにその場その場の思いつきで対処する様子」というネガティブな意味です。ところが舞台用語の「場当たり」は、本番前に必ず組み込まれる、極めて計画的な確認作業。同じ言葉なのに意味がほぼ真逆です。

日常語のほうは「その場の思いつきで当たる(対応する)」から、舞台用語のほうは「場(場面)を当たる(確認する)」から来ており、「当たる」の意味の違いがそのまま言葉の意味の違いになっています。

バンド・ライブハウスに「場当たり」はある?

ライブハウスの対バンイベントに、独立した「場当たり」の時間は基本的にありません。その代わり、サウンドチェック(リハ)の中に場当たり相当の確認が含まれます。具体的には——

ホール公演やワンマンでは、演出が増えるぶん、舞台さながらに場当たり→ゲネプロと段階を踏むこともあります。

場当たりを最短で終わらせるのは「図面」

場当たりが長引く最大の原因は、立ち位置や段取りが現場で初めて共有されること。逆に、立ち位置・機材配置・きっかけが事前に図面と表で共有されていれば、場当たりは「確認」だけで済み、圧倒的に速く終わります。

時間の設計図=香盤表、空間の設計図=セット図回線表。この3点セットは演劇でもライブでも共通の「段取りの武器」です。

場当たりの前に、セット図の共有を
セット図くんなら立ち位置・機材配置・回線表を1分で図面化してPDF・リンクで共有。舞台監督・PA・共演者との確認が「図面どおりです」の一言になります。
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よくある質問(FAQ)

場当たりとは何ですか?
劇場入りのあと、本番の舞台上で場面(シーン)ごとに立ち位置・出はけ・照明や音響のきっかけを確認していく稽古のことです。「きっかけ稽古」とも呼ばれ、芝居そのものの確認はせず、きっかけのない場面は飛ばして進めます。
場当たりとゲネプロの違いは何ですか?
場当たりは場面ごとに止めながら立ち位置ときっかけを確認する「部品合わせ」の稽古です。ゲネプロは本番と同じ条件・衣装で止めずに通す「最終検証」です。順番は場当たり→ゲネプロ→本番で、場当たりを丁寧にやるほどゲネプロがスムーズになります。
なぜ「場当たり」と言うのですか?
「場」=場面を、「当たる」=確認する、が語源とされます。場面ごとに当たっていく稽古なので場当たりです。無計画を意味する日常語の「場当たり的」とは、「当たる」の意味が異なり、舞台用語ではむしろ計画的な確認作業を指します。
場当たりはどれくらい時間がかかりますか?
きっかけが合うまで止まりながら進むため、本編の上演時間の2〜3倍かかることも珍しくありません。規模の大きい公演では丸一日を場当たりに充てることもあります。出番以外の待ち時間も長いため、すぐ動ける服装・場所で待機するのがマナーです。
バンドのライブにも場当たりはありますか?
対バンイベントでは独立した場当たりの時間は通常なく、サウンドチェック(リハ)の中で立ち位置・登場の段取り・曲間の確認を行います。ホールワンマンなど演出の多い公演では、舞台と同様に場当たり→ゲネプロと段階を踏むことがあります。