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ライブのSE(出囃子)とは?尺は何秒・作り方・渡し方|SE指示書テンプレ無料DL

公開:2026年07月20日・更新:2026年09月28日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

ライブハウスで「SEどうしますか?」と聞かれて戸惑ったことはありませんか。結論から言うと、SEとはバンドがステージに登場するときに流れる音楽・効果音のことで、入場SE・登場SE・出囃子(でばやし)とも呼ばれます。この記事では、SEの意味と種類、尺は何秒か(登場人数からの逆算早見表)、既成曲・自作・フリー音源の作り方、CD-R/USB/スマホでの音源の渡し方、板付きとの違い、著作権の注意点まで出演者目線で解説し、PAに渡す「SE指示書」のA4テンプレート(記入例つき)を無料配布します。

SEを決めたら、セット図と一緒に会場へ
セット図くんなら配置図と回線表を1分で作成し、備考に「SEあり」まで書いてPDF・リンクで提出できます。登録不要・完全無料。
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結論:SEとは「登場時に流れる音楽・効果音」のこと

SE(エスイー)とは Sound Effect(サウンドエフェクト)の略で、本来は「効果音」全般を指す言葉です。ただしライブハウスの現場で「SE」と言えば、ほとんどの場合バンドがステージに登場するときに流す音楽=入場SE(登場SE)を指します。落語や格闘技で使われる「出囃子(でばやし)」と同じ役割で、実際にバンド界隈でも出囃子と呼ぶ人がいます。

客電が落ちて暗転し、SEが鳴り始めた瞬間にフロアの空気が変わる——あの「始まった感」を作るのがSEの仕事です。

💡 PA・音響の世界では、雨音や効果音など「演出用の音」全般もSEと呼びます。文脈によって指すものが変わるので、会場と話すときは「入場SE」と言うと確実です。

ライブで使われるSEの種類

種類流れるタイミング内容
入場SE(出囃子)暗転〜メンバー登場バンドの世界観を伝える登場曲。この記事の主役
転換BGM転換中会場が流す場つなぎの音楽。通常は会場任せでOK
退場SE演奏終了〜撤収ライブの余韻を作る曲。指定したい場合は事前に伝える
演出SE・効果音曲間・曲中雨音・鐘・ノイズなどの演出音。同期(オケ)で自分たちで出すことが多い

SEの役割は3つ

有名バンドではBRAHMANのブルガリア民謡、LUNA SEAのベートーベン「月光」など、SE=バンドの代名詞になっている例も多くあります。SEが鳴っただけで歓声が上がる状態が理想形です。

尺の目安:30秒〜1分半が基本

対バンライブの入場SEは30秒〜1分半が目安。ひとつの基準として「持ち時間の1/25程度」と言われることもあります(持ち時間25分なら約1分)。長すぎるSEは持ち時間を削るだけでなく、フロアの温度も下がります。

ただ「30秒〜1分半」は幅が広すぎて、実際に何秒の音源を用意すればいいかは決まりません。自分のバンドの秒数は、次の早見表で「登場に何秒かかるか」から逆算してください。

尺は何秒?登場〜1曲目までの逆算早見表(人数・会場規模別)

SEの尺を決める式はひとつです。SEの尺 = 登場(袖から定位置まで)+ 構え(いちばん時間のかかるパートの準備)+ 溜め(1曲目に入る前の間)。それぞれの動作にかかる秒数の目安が下の表です。

動作目安の秒数短くするコツ
袖→定位置(1人)小箱 3〜6秒/ホール 8〜12秒出る順番と、上手・下手どちらの袖から出るかを先に決めておく
ストラップ・シールド8〜12秒袖でストラップをかけてから出る。ワイヤレスなら袖で電源ON
ドラム着席〜構え10〜15秒ドラムだけ板付き(先に座っておく)にすると0秒
チューニング確認10〜20秒リハ後に合わせておき、本番は確認だけにする(5秒)
同期・クリック起動5〜10秒袖で再生待機にしておき、出たら1タップ
溜め(見得・煽り)5〜15秒1曲目の頭(カウント・イントロ)に合わせて長さを決める

足し算した結果を編成別・会場規模別にまとめると、「登場にかかる秒数」はおおむね次の範囲に収まります。

編成小箱(〜200人)ホール(500人〜)
弾き語り・ソロ20〜30秒30〜45秒
3ピース40〜50秒60〜75秒
4人編成(Vo別)45〜60秒70〜90秒
5人+同期あり55〜75秒80〜100秒
💡 音源は「登場の秒数+15秒」の長さで用意し、余った分をPAにフェードで切ってもらうのが正解です。短すぎると構え終わる前に無音になって事故、長すぎる分はフェードすればいいだけ。だから音源の尺は、登場秒数より少し長めに作ります。

逆算の例:4人編成・小箱・ドラム板付き

ドラムは板付きで0秒 → Ba・Gtが一斉に登場 6秒 → ストラップとシールド確認 10秒 → Voが登場してセンターへ 6秒 → チューニング確認 5秒 → Voが客席に手を挙げる溜め 10秒 → Drのカウントで1曲目。合計約37〜50秒なので、音源は1分05秒で用意し、Voが手を挙げたら5秒でフェードアウト。これが下で配布するSE指示書の記入例そのものです。

登場の秒数が決まったら、立ち位置もセット図に
セット図くんなら「誰がどの袖から出てどこに立つか」まで1枚の配置図に。SE指示書と一緒にPAへ渡せば、リハでの確認は音のことだけになります。
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音源の渡し方:会場ごとのルールに合わせる

SEの音源をどう渡すかは会場によってルールが違います。ブッキング担当からの事前案内かアンサーシートに指定があるはずなので、必ず確認しましょう。主な方式は3つです。

方式特徴注意点
CD-R昔ながらの定番。当日PAに手渡しSEのみ1トラックで焼くのが鉄則。別トラック誤再生の事故を防げる
データ事前送付WAV/MP3をメールやフォームで提出ファイル名に「バンド名_SE」。指定形式・ビットレートに従う
スマホ・プレイヤー当日ミニプラグ等でPAに接続機内モード必須(通知音が場内に流れる事故防止)。画面ロックの自動再生停止にも注意

CD-Rで渡す場合は、盤面とケースに「バンド名・出演順・トラック番号・尺・終わり方(フェード/カットイン)」を油性ペンで明記。PAスタッフは当日何枚ものCDを預かるので、書いてあるだけで事故率が大きく下がります。方式ごとの「事前にやること・当日やること」は次のチェックリストにまとめました。

⚠️ SEはリハーサルで必ず一度流してもらいましょう。音量バランス・きっかけ・1曲目への入り方は、口頭説明だけでは絶対に揃いません。

音源の渡し方チェックリスト(CD-R/USB/スマホ/データ)

事故の原因は「音源そのもの」より、形式が違う・再生機が無い・どれがSEか分からないの3つに集中します。方式ごとに、家でやっておくことと当日やることを分けて確認してください。

方式事前にやること当日やること
CD-RCD-DA(音楽CD)形式で焼く(データCDはCDプレイヤーで鳴らない)/SEのみ1トラック/低速で書き込む/別のプレイヤーでも再生確認/予備を1枚盤面に下の7項目を書く/リハ前にPAへ手渡し/終演後に回収
USBメモリWAV 44.1kHz/16bit(会場指定があればそれに従う)/ファイル名を「01_バンド名_SE_1m05s.wav」/中身はそのファイルだけ/FAT32かexFATUSB再生できない会場は多いので事前に確認/予備にCD-Rかスマホを持参
スマホ直結機内モード+通知オフ/画面ロック中も再生が止まらない設定/音量最大/3.5mmミニプラグのケーブルを自前で用意(ステレオミニ、またはフォン×2)充電100%/誰が再生ボタンを押すか(PAか、袖にいる自分か)を決める
データ事前送付期日・形式・容量を確認(メール添付は10MB前後が上限、超えるならファイル転送サービス)/ファイル名の先頭にバンド名「届きました」の返信を確認/当日も予備をスマホに入れて持参

盤面・ファイル名に書く7項目

この7項目は、下で配布するSE指示書テンプレートの記入欄と同じ並びです。指示書を1枚渡しておけば、盤面には「バンド名/出演順/登場SE/尺」だけで足ります。

SEの作り方:既成曲の切り出し・自作・フリー音源の3ルート

SEの作り方は3ルートあり、どれを選ぶかで著作権の扱いと手間が変わります。まず自分たちに合うルートを選んでください。

ルート向いている場面注意点
既成曲を切り出す初ライブ/好きな曲の世界観を借りたい/すぐ用意したい会場での再生は多くの場合OKだが、配信・映像化ではほぼ使えない
自作(DTM)同期(オケ)を使う/1曲目とつなげたい/配信も見据える大音量で歪まないよう音圧を確認。作り込みすぎて長くなりがち
フリー音源権利を気にせず配信・映像化したい/DTMはできない利用規約で「公演での再生」「配信」の可否とクレジット表記の要否を確認

① 既成曲を切り出す(無料ソフトで5ステップ)

AudacityやGarageBandなど無料の編集ソフトで十分です。ポイントは「どこを切るか」より「盛り上がりをどこに置くか」。

  1. 盛り上がりの位置を決める:早見表で出した「登場の秒数」のあたりにサビや転調が来るよう、曲の頭出し位置をずらす
  2. 頭に1〜2秒の無音+2〜3秒のフェードイン:頭からのカットインは、客が驚くうえに音量事故の原因。無音を入れておくと再生ボタンを押してから暗転までの余裕にもなる
  3. 終わりは切らずに長めに残す:「登場の秒数+15秒」まで残し、終わりはPAにフェードしてもらう。自分で短く切ると、構え終わる前に無音になる
  4. ノーマライズ(−1dB程度):転換BGMより小さいSEは締まらない。音量を上げてから、家のスピーカーで大きめに鳴らして歪みを確認
  5. WAV 44.1kHz/16bitで書き出す:MP3は最終手段。CD-Rにするなら書き出したWAVをCD-DA形式で焼く

② 自作する(DTM・同期バンド向け)

③ フリー音源を使う

DOVA-SYNDROME・魔王魂・甘茶の音楽工房など、無料で使えるBGM素材サイトにはSE向きのインスト曲が多くあります。ダウンロード前に規約で「ライブ・公演での再生」「配信・動画への使用」「クレジット表記の要否」の3点を確認し、切り出し方は①と同じ手順で。配信も映像化も気にせず使えるのがこのルートの最大の強みです。

SE指示書テンプレート(PAに渡す1枚・A4)を無料ダウンロード

ここまでの「尺・頭と終わり・きっかけ・登場の段取り・音源の形式」を、PAさんにそのまま渡せる1枚にまとめました。1ページ目が記入用、2ページ目が4人編成・対バン25分の記入例です。登録不要・完全無料、印刷・配布・改変自由です。

SE指示書テンプレート(A4・記入用)のプレビュー。バンド名・出演日・連絡先・出番の時刻、音源の5項目(曲名・尺・形式・音量・予備)、頭と終わりのフェードときっかけ、SE開始から1曲目までの段取り表、登場の型のチェック、PA・照明への自由記入欄
📣 SE指示書(1ページ目・記入用)
音源の5項目+頭と終わりのフェード・きっかけ+登場の段取り(分:秒)+登場の型+PA・照明への自由記入欄。リハ前にPAへ渡し、リハで1回流して合わせるための1枚です。
SE指示書の記入例。4人編成・対バン25分・SE登場・既成曲を頭出し編集してCD-Rで持参する場合に、尺1分05秒・フェードイン3秒・Voが手を挙げたらフェードアウト5秒・SE開始からの段取り6行を埋めた例
✍️ 記入例(2ページ目)
4人編成・ドラム板付き・CD-R持参の日を最後まで埋めた例。尺1:05/フェードイン3秒/Voが手を挙げたらフェードアウト5秒と、0:00〜0:55の段取り表の書き方が分かります。

使い方は3ステップです。① 早見表で登場の秒数を出し、音源をその+15秒で用意する → ② 指示書の①〜④を埋める(分からない欄は空欄のままでOK。リハで決めます)→ ③ 入り時にセット図・回線表と一緒にPAへ渡し、リハで実際に1回流す。紙が1枚あるだけで、当日「SEどうします?」と聞かれる回数がゼロになります。

💡 開演前の諸注意アナウンス(影アナ)→ 客電落ち → SE → 1曲目、が対バンの標準的な流れです。1曲目のあとに何を話すかはライブMCの例文集にまとめています。

「板付き」と「SE登場」——登場の2パターン

登場のしかたには2パターンあり、香盤表やリハで確認される定番項目です。

対バンで持ち時間が短い日は板付き、ワンマンや大事な日はSE登場、と使い分けるバンドも多いです。どちらにするかはリハで「きっかけ」(暗転や客電のタイミング)とセットでPA・照明に伝えましょう。「ドラムだけ板付き、ほかはSE登場」のような組み合わせも、指示書の「登場の型」に✓を入れるだけで伝わります。

好きなアーティストの曲をSEにしたい場合、気になるのが権利の問題。ポイントは2つです。

将来の配信・映像化まで考えるなら、自作SE(メンバー制作・DTM)やフリー音源・音素材を使うのが安全で、バンドの独自性も出せて一石二鳥です。

SE選びの定番4パターン

迷ったら「1曲目のイントロが最高に映えるか」で選ぶのがおすすめ。SEはあくまで前フリで、主役は1曲目です。

SEはセット図・提出書類にも書いておこう

SEに関する情報は、口頭だけでなく提出書類に残すと当日のやり取りが一気に減ります。

提出の作法は対バンのセット図・提出マナーにまとめています。

SEも備考もまとめて1枚のセット図に
セット図くんなら配置図・回線表・備考欄まで1枚のPDFに。共有リンクで会場・対バンとそのままやり取りできます。
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よくある質問(FAQ)

ライブのSEとは何の略ですか?
Sound Effect(サウンドエフェクト)の略です。本来は効果音全般を指しますが、ライブハウスでは主にバンド登場時に流す音楽=入場SE(登場SE)の意味で使われます。
SEと出囃子の違いは何ですか?
役割は同じです。出囃子(でばやし)は落語や格闘技で使われてきた「登場の音楽」の呼び名で、バンドの入場SEも同じ働きをします。バンド界隈ではSE・入場SE・登場曲・出囃子がほぼ同義で使われます。
出囃子(SE)は何秒がいいですか?
「登場にかかる秒数+溜め」から逆算します。小箱の4人編成なら登場に45〜60秒、ホールなら70〜90秒が目安で、音源はそれより15秒ほど長く用意し、余りはPAにフェードで切ってもらいます。持ち時間の1/25(25分なら約1分)という基準もあります。
SEは必ず必要ですか?
必須ではありません。SEなしでステージに現れてすぐ演奏を始める「板付き」スタイルのバンドも多くいます。持ち時間が短い対バンでは板付き、ワンマンではSE登場と使い分けるのも手です。
入場SEの長さはどれくらいがいいですか?
30秒〜1分半が目安です。持ち時間の1/25程度という基準もあります(25分なら約1分)。SEも持ち時間に含まれるのが普通なので、長すぎると演奏時間が減ります。自分のバンドの秒数は、登場人数と会場規模の早見表から逆算するのが確実です。
SEはフェードインした方がいいですか?
頭に1〜2秒の無音を入れ、2〜3秒でフェードインするのがおすすめです。頭からのカットインは客が驚くうえ、PAが再生ボタンを押した瞬間に大音量が出る事故につながります。終わりはPAにフェードしてもらうので、音源側は長めに残しておきます。
SEの音源はどうやって渡せばいいですか?
会場によってCD-R手渡し・データ事前送付・スマホ接続などルールが異なるため、事前案内やアンサーシートで確認しましょう。CD-Rの場合はSEのみ1トラックで焼き、盤面にバンド名・出演順・尺・終わり方を明記するのが鉄則です。
SEをUSBメモリで渡してもいいですか?
会場によります。CD-Rが今も標準で、USB再生に対応していないライブハウスは少なくありません。USBで渡すなら事前に可否を確認し、WAV 44.1kHz/16bitのファイルだけを入れ、予備としてCD-Rかスマホの音源も持参してください。
SEを自作するとき、ファイル形式は何がいいですか?
WAV 44.1kHz/16bitが基本です。CD-Rにする場合はそのWAVをCD-DA(音楽CD)形式で焼きます(データCDとして焼くとCDプレイヤーで再生できません)。MP3は会場から指定された場合の最終手段と考えてください。
フリー音源をSEに使ってもいいですか?
各サイトの利用規約次第です。「ライブ・公演での再生」「配信・動画への使用」「クレジット表記の要否」の3点を確認すれば、多くのフリーBGMサイトの曲はSEとして使えます。既成曲と違って配信・映像化でも差し替え不要になるのが利点です。