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ギター・ベースのアンプは持込か借用か|セット図での書き方と電源・DIの申告【シート無料】

公開:2026年10月09日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

セット図を前にしていちばん手が止まるのが、ギターとベースの欄です。ドラムは「会場のキットを使います」で済み、ボーカルはマイク1本。ところがギターとベースは、アンプを借りるのか持ち込むのか、足元の電源は何口いるのか、DIは何本なのか——書くことが急に増えます。結論から言うと、この3つをそれぞれ1行書けば足ります。この記事では、全国のライブハウスに実際に置いてあるアンプの機種から、持ち込みの5パターン別の書き方、ヘッドだけ持ち込むときのΩ、ボードの電源の数え方までを、そのまま印刷して埋められるA4シート(無料・PDF4ページ)つきで解説します。

アンプの持ち込み、図にすれば1行で伝わります
記号を並べて「持込」「会場」と書き添えるだけ。スマホで1分、PDFと共有URLでそのまま提出できます。登録不要・完全無料。
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結論:ギター・ベースが書くのは「借りるか、持ち込むか」

ギターとベースの立ち位置は、ほとんど悩む必要がありません。ベースが下手、ギターが上手(ツインなら上手と中央寄り)というのが定番で、そこから大きく外れることは稀だからです。セット図でギター・ベースが本当に伝えるべきなのは、立ち位置ではなく機材の出どころです。

💡 この3行で足ります。逆に、ギター本体の型番やエフェクターの並び順は書く必要がありません。音作りは当日あなたがやることで、会場側が準備するものではないからです。

当日のセッティングで止まるのも、だいたいこの3つのどれかです。「ヘッドを持ってきたけどキャビが合わない」「足元のコンセントが足りない」「ベースのDIが埋まっている」——どれも図に1行あれば事前に解決できたことばかりです。

ライブハウスに置いてあるアンプ——ギターはJC-120、ベースはAmpegかHartke

まず、借りる側の選択肢を知っておくと話が早くなります。実際に公開されているライブハウスの機材リストを並べると、傾向がはっきり見えます。

会場ギターアンプベースアンプ
新宿SAMURAIJC-120/Fender ’65 Twin Reverb/Marshall JCM900Ampeg SVT-3PRO+SVT-810E
新宿21世紀JC-120/Peavey Bandit 112/Fender Twin ReverbHartke TX300(ヘッド)
GROWLY(京都)JC-120×2/Marshall JCM2000+1960A・MX412AHartke HA3500+Ampeg SVT-810E
Ark(岡山)Marshall JCM2000/Orange Rockerverb 100 MkII/JC-120Markbass Little Mark Tube 800+Hartkeキャビ
💡 ギターは JC-120、ベースは Ampeg か Hartke がほぼ共通です。JC-120 が2台ある会場もあるので、「会場のアンプを使う」ではなく機種名で書くと転換で迷われません。

Roland JC-120(ジャズコーラス)は、全国のスタジオとライブハウスに最も多く置かれているモデルです。「どの会場に行ってもだいたいある」という前提で音を作っておくと、遠征でも慌てません。ベースは Ampeg か Hartke のヘッド+8×10インチや4×10インチのキャビという組み合わせが定番です。

書き方としては、「会場のアンプを使います」で止めないのがコツです。JC-120 が2台ある会場では「上手のJC」「下手のJC」のどちらを使うかで転換の動きが変わりますし、ギターが2人いる編成ならどちらがどのアンプを使うのかが分からないとセッティングが進みません。

⚠️ 「会場のアンプを使わない」ことも書いてください。ライン出力やコンボ持込で JC-120 が不要なとき、それを書いておかないと会場側は「使うもの」として電源を入れて待ちます。置いたままでいいのか、どかしてほしいのかまで書けば完璧です。

持ち込みの5パターンと、図への書き方

ギター・ベースのアンプの扱いは、次の5つのどれかに必ず当てはまります。自分がどれかを決めて、右の文をそのまま備考に書けば終わりです。

パターン図・備考への書き方コツ・要確認
①借りるGt.Amp:JC-120(会場)機種名まで書く。同じ機種が2台ある会場なら「上手のJC」まで
②コンボ持込Gt.Amp:持込(コンボ・AC100V 1口お借りします)図にアンプの四角を描き、電源の口数を書く
③ヘッドのみGt:ヘッドのみ持込。キャビは会場の Marshall 1960A(16Ω)をお借りしますΩの一致が必須。合わないと音が出ない・壊れる
④ヘッド+キャビGt:ヘッド+4×12キャビ 持込(台車で搬入・設置3分)搬入経路と転換時間に影響する。置き場所も相談
⑤アンプなしGt:ライン出力(HX Stomp)→ XLR 2本・ステレオ。返しはモニターからアンプの四角を描かない。回線数とステレオ/モノを書く
💡 いちばん揉めるのは③です。キャビはΩが合わなければ使えません。ベースの Ampeg SVT-810E は 4Ω、ギターの Marshall キャビは 16Ω が一般的なので、ヘッドの対応Ωを確認して図に書き、当日ではなく事前にひとこと確認します。

①〜②は何も起きません。注意が要るのは③以降です。③はΩが合わないと物理的に音が出ませんし、④は搬入と転換の時間に直結します。⑤はアンプの四角を描かない代わりに回線が増えるので、回線表と合わせて考える必要があります。

ヘッドだけ持ち込むときのΩ——ここだけは当日に解決できない

「ヘッドは自分の、キャビは会場のものを借りる」は、荷物を減らしながら自分の音を出せる良い選択です。ただしひとつだけ、当日その場では解決できない条件があります。インピーダンス(Ω)の一致です。

キャビ一般的なΩ備考
Ampeg SVT-810E4Ωベースの定番。8×10インチの大きいやつ
Marshall 4×1216Ω1960A・MX412A などギターの定番キャビ

ヘッド側とキャビ側のΩが合っていないと、出力が落ちる・音が出ない・最悪ヘッドが壊れることがあります。「ロー出しハイ受け」で受け側のΩが大きければ使えるケースもありますが、確認せずに繋ぐのは賭けです。やることは3つだけです。

⚠️ JC-120 のリターンにヘッドを挿すのは別の話です。ヘッドのLINE OUTやSENDをJCのリターン端子に入れる方法がありますが、これはヘッドのプリアンプの音をJCのパワーアンプで鳴らすことになるので、持ってきたヘッドの音とはかなり変わります。機材を傷める可能性もあるので、やるなら事前にPAへ相談してください。

そして、アンプの持ち込みがあるなら、セット図は早めに送るのが鉄則です。会場側は図を見て「このバンドはヘッドを持ってくる」と把握し、キャビをどかさずに残す、電源の口を空けておく、といった準備をします。当日に口頭で言われるのがいちばん困ります。

記入例——ツインギターのセット図はこう描く

実際の図にすると、ここまでの話は驚くほど短く収まります。ギター2人で、1人がヘッドのみ持込、もう1人が会場のJC-120を使う例です。

▲ ギター1がヘッドのみ持込、ギター2は会場のJC-120。どのアンプが誰のものか・借りるキャビのΩ・足元の電源の口数——この3つが図にあれば、転換で聞かれることはほぼありません。

図の中で効いているのは3つだけです。① アンプの四角に「持込」「会場」と書いてあること、② 借りるキャビのΩが注記してあること、③ 足元の電源の口数が書いてあること。絵のうまさはまったく関係ありません。

💡 色分けは自由です。「持込だけ赤で書く」「会場のものはグレー」など、自分で決めたルールを図の隅に書いておけば、それだけで伝わります。記号の書き方に正解の規格はありません。
アンプの持込、図にすれば一発で伝わります
記号を並べて「持込」「会場」と書き添えるだけ。PDFと共有URLでそのまま提出できます。
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足元の電源——口数とパワーサプライの容量

セット図でいちばん抜けるのが電源です。エフェクターボードを使うなら、ほぼ確実に足元のコンセントが必要になります。ところが、ステージの電源がどこに何口あるかは会場のサイトに載っていないことも多い——だから図に書いて先に申告します。

必要な口数を決めるために、自分のボードが何mA食っているかを把握しておきます。

ペダルの種類消費電流目安
アナログ歪み4〜20mA5台つないでも合計100mAに届かない
アナログ空間系20〜50mAコーラス・フェイザー・アナログディレイ
デジタル空間系50〜60mAディレイ/リバーブ1台でアナログ歪み3〜10台ぶん
デジタル大物〜500mA1台で500mA必要なものもある
💡 パワーサプライは容量の3/4までに収めるのが目安です(ギリギリまで使うと動作が不安定になる)。デジタルを中心に組むなら合計1000mA以上のモデルを選びます。

計算は足し算だけです。たとえば歪み2台(各15mA)+コーラス30mA+デジタルディレイ60mA+マルチ300mA=420mA。容量1,000mAのパワーサプライなら3/4は750mAなので、これは余裕で収まります。逆にデジタルの大物を2台載せると、それだけで1,000mAに届きます。

⚠️ ステージの電源の口数と位置は公開していない会場もあります。電源タップは自分で持参するのが前提で、セット図には必要な口数だけ書きます(「足元に1口」で足ります)。

図への書き方は、ボードの近くに「電源 1口」と注記を置くだけです。位置の希望があれば「足元・下手寄りに1口」まで書きます。ギター2人がそれぞれボードを使うなら2口。これを書いておくと、当日ステージを横切る延長コードが1本減ります。

ベースのDIとステレオ出力——会場のDIは5〜6本しかない

ライブハウスでは、ベースの音は客席のスピーカーへはDI経由のラインで送られるのが原則です。アンプの音はステージ上で自分と仲間が聴くためのもので、客席で鳴っているベースはDIから卓に入った音——これが基本の作りです。

つなぐものDIセット図への書き方
ベース1本会場のDIを借りるのが基本。図には「DI 1本」でよい
ベース(プリ持込)0本DIは不要。持込機材の出力がXLRなら卓へ直接入る
Key/同期2本ステレオなら1台でDIを2本使う。モノかステレオかを必ず書く
Gtライン出力2本アンプを使わない編成はここで回線を2本食う
⚠️ 会場のDIは無限にはありません。GROWLY(京都)の機材リストは BOSS DI-1×5台+RADIAL PRO D2×1台=計6本。ベース1本+キーボードのステレオ2本+同期2本で、もう5本です。ステレオ/モノの明記だけで本数の読み違いが消えます。

つまり、書くべきことは「DIを何本借りるか」と「モノかステレオか」の2点だけです。ベースのプリアンプやアンプヘッドにXLR出力(DI OUT)が付いているなら、「DIは不要です」と書くほうが親切です。会場側はその1本を他のパートに回せます。

DIそのものの役割はDIとはで、チャンネルの数え方は回線表(インプットリスト)の書き方でくわしく説明しています。キーボードや同期がいる編成は、回線表も一緒に出すと話が早く済みます。

回線表とセット図、どちらも1分で
編成のひな形から記号を並べて、DIの本数と電源を書き添えるだけ。そのままPDFで提出できます。
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アンプを使わない編成(Kemper・HX Stomp・Quad Cortex)

アンプシミュレーターやマルチをそのままPAに送り、ギターアンプを一切使わない編成が増えました。荷物が軽く、音も毎回同じになる合理的なやり方ですが、セット図の描き方が変わります。

▲ アンプを使わない編成。四角はアンプではなく「出力」になります。XLRが何本か(モノかステレオか)と中音をどう作るか(返し)の2つを書けば、PAは迷いません。

アンプを使わないときに書くべきなのは、次の4つです。

💡 いちばん差が出るのは「中音」です。アンプを置かない人は、ステージ上で自分のギターが聴こえるかどうかがすべて返し頼みになります。「返しにギターを多めに」と1行書いておくだけで、リハの最初の1回が変わります。くわしくは返し(モニター)とはと中音と外音をどうぞ。

ワイヤレスの申告——B帯は混みやすい

ギターのワイヤレスを使うなら、備考に1行書いておきます。理由は音質ではなく、電波が被るからです。

項目内容現場での扱い
帯域B帯=806〜810MHz特定小電力。免許も運用調整も不要で誰でも使える
混雑被ると音切れ・ノイズ同じ周波数が重なると音が切れる。ハコの常設と当たることがある
申告セット図の備考に1行「ワイヤレス持込(B帯)。常設と被らないかご確認ください」
保険有線ケーブルも持参当日に被ったら有線に戻すのがいちばん速い

B帯は免許も運用調整も不要で誰でも使える帯域なので、そのぶん混みます。会場に常設のワイヤレスマイクが複数あると、持ち込んだギターワイヤレスと周波数が当たることがあり、当たると音切れやノイズになります。事前に申告しておけば、会場側がチャンネルをずらしてくれます。

💡 保険としてシールド(有線ケーブル)も持っていってください。当日どうしても被ったときは、有線に戻すのがいちばん速い解決です。ワイヤレスの仕組みはワイヤレスとはにまとめています。

アンプの置き位置と、返しとの干渉

最後に、図に描く位置の話を少しだけ。ギター・ベースのアンプはステージの奥(バックライン)に置くのが基本で、ベースが下手、ギターが上手が定番です。そのうえで、現場で効くポイントが3つあります。

ドラムの持ち込みの書き方はドラムのセット図・セッティングの書き方に、編成ごとの定番の並びはバンド編成別のセット図にまとめています。

備考欄の文例(コピーして使えます)

結局のところ、ギター・ベースの申告は備考欄の1〜2行で終わります。よくある状況ごとに、そのまま貼れる文を用意しました。

こういうとき備考欄にこう書く
全部会場のものGt・Ba ともに会場のアンプをお借りします(Gt:JC-120/Ba:Ampeg)
コンボ持込Gt:アンプ持込(コンボ1台)。電源1口お借りします。JCは使いません
ヘッドのみ持込Gt:ヘッドのみ持込。キャビは会場の Marshall(16Ω)をお借りしたいです。難しければJC-120で対応します
ベースはDIのみBa:アンプは会場のものを使用。DIは会場のものを1本お借りします(持込なし)
プリアンプ持込Ba:プリアンプ持込(XLR出力)。DIは不要です。返しはベース多めでお願いします
アンプなしGt:アンプを使わずライン出力(ステレオ・XLR2本)。中音は返しから。電源1口お借りします
電源が2口要るGt:足元に電源2口(パワーサプライ+空間系)。タップは持参します
ワイヤレスGt:ワイヤレス持込(B帯)。会場の常設ワイヤレスと周波数が被らないか事前にご確認ください
💡 「難しければ〜で対応します」を添えると、やり取りが1往復で済みます。会場側は代案があるとその場で返事ができるからです。これは提出書類全般に効くコツです。

ギター・ベース機材申告シート(A4・4ページ)を無料ダウンロード

ここまでの内容を、そのまま印刷して埋めるだけのA4シートにしました。1ページ目が記入用(アンプ・配置図・電源・回線の4欄)、2ページ目が記入例、3ページ目がアンプ早見表(常設機種・持込5パターン・備考の文例)、4ページ目が電源とDIのチェックリスト13項目です。登録不要・完全無料、印刷も配布も改変も自由です。

ギター・ベース機材申告シート(A4・記入用)のプレビュー。Gt1・Gt2・Baの3行でアンプの機種と持込の種別とΩ・電源・DIを書く表、方眼の配置図、足元の電源の口数とパワーサプライの欄、回線とワイヤレスと返しの欄
🎸 記入用(1ページ目)
アンプ → 配置図 → 電源 → 回線の順に上から埋める1枚。Gt1・Gt2・Ba の3行に分かれているので、ギターが2人いる編成でも「どっちのアンプか」が自然に埋まります。
ギター・ベース機材申告シートの記入例。ギター1がヘッドのみ持込で会場のMarshall 1960A(16Ω)を借り、ギター2が会場のJC-120、ベースが会場のAmpegと会場DI1本、足元に電源2口という5人編成の例
✏️ 記入例(2ページ目)
5人編成(Vo/Gt×2/Ba/Dr)で、Gt1=ヘッドのみ持込・Gt2=会場のJC・Ba=会場アンプと会場DIという、いちばん多いパターンを最後まで埋めてあります。
アンプ早見表。4つのライブハウスの常設ギターアンプとベースアンプの一覧、持ち込みの5パターンと図への書き方、備考欄の文例8種
🔊 アンプ早見表(3ページ目)
実在する4会場の常設アンプ、持込5パターンの書き方、備考欄の文例8種。4ページ目はペダルの消費電流・DIの本数・ワイヤレス・提出前チェック13項目です。

使う順番は3ステップです。① 3ページ目の5パターンから自分がどれかを選ぶ → ② 1ページ目のアンプ欄に機種名と持込の種別、Ω・電源・DIを書く → ③ 配置図に四角を置いて「持込」「会場」を注記する。この3つが埋まっていれば、当日アンプまわりで止まることはまずありません。

まとめ

ギター・ベースの機材申告、1分で図にできます
ひな形に記号を並べて、持込とΩと電源を書き添えるだけ。PDFか共有URLでそのまま提出できます。
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よくある質問(FAQ)

ギターアンプは持ち込みと会場のもの、どちらがいいですか?
対バン形式なら、会場のアンプを使うのがいちばん転換が速く確実です。ライブハウスにはギター用のRoland JC-120がほぼ必ず置いてあり、Marshall JCM900やJCM2000、Fender Twin Reverbを併設している会場もあります。自分の音にこだわるなら、荷物の少ない順に「ヘッドだけ持ち込んで会場のキャビを借りる」「コンボを丸ごと持ち込む」「ヘッドとキャビを持ち込む」の3段階です。いずれの場合もセット図に書いて事前に送ってください。
アンプのヘッドだけ持ち込むとき、何に気をつければいいですか?
インピーダンス(Ω)の一致です。ヘッド側とキャビ側のΩが合っていないと、出力が落ちる、音が出ない、最悪ヘッドが壊れることがあります。ベースの定番キャビであるAmpeg SVT-810Eは4Ω、ギターのMarshall 4×12キャビは16Ωが一般的です。自分のヘッドの対応Ωを背面で確認し、セット図の備考に「キャビは会場のMarshall(16Ω)をお借りします」と書いて事前に送れば、会場側から可否の返事がもらえます。
セット図にギターアンプの機種名は書くべきですか?
書いてください。JC-120が2台ある会場や、JCとMarshallが両方ある会場では、どれを使うかで転換の動きが変わります。ギターが2人いる編成では、どちらがどのアンプを使うのかが分からないとセッティングが進みません。逆に、ギター本体の型番やエフェクターの並び順は書く必要がありません。会場側が準備するものではないからです。
エフェクターボードの電源はセット図に書きますか?
書きます。セット図でいちばん抜けるのが電源で、ボードを使うならほぼ確実に足元のコンセントが必要です。書き方は「電源 1口」と注記を置くだけで、位置の希望があれば「足元・下手寄りに1口」まで書きます。ステージの電源の口数と位置を公開していない会場もあるので、電源タップは自分で持参するのが前提です。
パワーサプライはどのくらいの容量が必要ですか?
使うペダルの合計消費電流が、パワーサプライの容量の3/4に収まるのが目安です。ギリギリまで使うと動作が不安定になります。消費電流の目安は、アナログの歪みが4〜20mA、アナログの空間系が20〜50mA、デジタルのディレイやリバーブが50〜60mA、デジタルのマルチや大物ペダルは1台で500mA必要なものもあります。デジタルを中心に組むなら合計1000mA以上のモデルを選んでください。
ベースのDIは何本必要ですか?
アンプから受ける通常の構成なら1本で、会場のDIを借りるのが基本です。ベースのプリアンプやヘッドにXLR出力が付いていて持ち込む場合は、DIは不要なのでその旨を書くと会場側が助かります。会場のDIは無限にあるわけではなく、たとえば京都のGROWLYの機材リストはBOSS DI-1が5台とRADIAL PRO D2が1台の計6本です。キーボードや同期がステレオだと1台で2本使うので、モノかステレオかを必ず明記してください。
アンプシミュレーターでライン出力するときはセット図にどう書きますか?
アンプの四角を描かず、代わりに「ライン出力(機種名)→ XLR◯本・モノ/ステレオ」と書きます。あわせて、中音をどう作るか(返しからギターを返してもらうのか、小さいアンプを別に置くのか)、足元の電源が何口いるか、会場のJC-120を使わないこと(置いたままでよいか、どかすか)の3点を書いてください。アンプを置かない人はステージ上の聴こえが完全に返し頼みになるので、「返しにギターを多めに」の1行が効きます。
ギターのワイヤレスは事前に伝える必要がありますか?
伝えてください。音質ではなく電波が理由です。ワイヤレスでよく使われるB帯は806〜810MHzで、免許も運用調整も不要なぶん混雑しやすく、会場に常設のワイヤレスがあると周波数が当たって音切れやノイズになることがあります。セット図の備考に「ワイヤレス持込(B帯)。常設と被らないかご確認ください」と1行書いておけば、会場側がチャンネルをずらしてくれます。保険としてシールドも持参してください。