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コラム

ライブの集客方法|動員の増やし方を数字で設計する全手順【告知テンプレ付】

公開:2026年08月22日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

SNSで告知しているのにお客さんが増えない——ライブ活動でいちばん多い悩みです。結論から言うと、動員は「知っている人の数 × 来る理由 × 来られる状態」の掛け算で決まります。どれかがゼロなら、他をどれだけ頑張っても動員はゼロのままです。この記事では、目標動員を数字で逆算するところから、そのまま使える招待の文面取り置きの運用終演後のリピーター化まで、現場でそのまま回せる手順としてまとめました。

集客の前に、当日の段取りで信頼を落とさないこと
せっかく人を呼んでも、当日バタバタでは次につながりません。セット図くんならセット図と回線表が1分で作れて、URLでそのまま共有できます。登録不要・完全無料。
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結論:動員は3つの掛け算。足し算ではありません

集客がうまくいかないとき、多くの人は「告知の回数が足りない」と考えて投稿を増やします。ですが実際の動員は、次の3つの掛け算で決まります。

要素意味ゼロになりがちな例
①知っている人の数
(認知)
そもそもライブがあることを知っている人が何人いるか。フォロワー数ではなく、投稿が実際に届いた人数投稿が1回だけ/フォロワーの大半が同業のバンドマン
②来る理由
(動機)
その人にとって予定を空けてまで行く理由があるか。「知り合いだから」は3回目までしか効きません告知が「出ます!」だけ/どんなライブか分からない
③来られる状態
(障壁の除去)
日時・場所・値段・チケットの取り方が迷わず分かって、その場で予約できる予約方法が書いていない/DMしないと取れない/当日券があるか不明

掛け算なので、100人に届いても来る理由がゼロなら動員はゼロです。逆に、届いた人が20人でも、来る理由と予約導線がしっかりしていれば10人は来ます。まず自分たちがどこでゼロを作っているのかを特定するのが、集客の第一歩です。

💡 「集客」と「動員」の違い。集客はお客さんを呼ぶ活動そのもの、動員は実際に来た人数(結果)を指します。「今回の動員は30人」のように使い、ライブハウスやブッカーは動員の数字であなたのバンドを見ています(ライブハウスのキャパとは)。

STEP1 目標動員を「数字」で決める——感覚でやらない

「たくさん来てほしい」は目標ではありません。何人呼べば赤字にならないかを先に出すと、やるべき行動量が自動的に決まります。

ブッキング・対バンの場合=ノルマの枚数がそのまま目標

チケットノルマが課されるライブでは、ノルマ枚数=最低ラインです。ノルマ20枚・チケット2,500円なら、20人呼べば持ち出しゼロ、それを超えた分はバックとして戻ってきます。

状況目標動員の決め方
ノルマありノルマ枚数+3人。ぴったりを狙うとドタキャン1人で赤字になります
ノルマなし・チャージバック制前回の動員+20%。無理のない伸ばし方の目安です
自主企画・ハコ貸し総コスト ÷ チケット単価=損益分岐の人数(自主企画ライブのやり方で詳しく計算しています)
ワンマンキャパの7割。空席が目立つと、来た人の満足度まで下がります(ワンマンライブとは

目標動員から「声をかける人数」を逆算する

現場感覚として、個別に声をかけた人のうち、実際に来るのは2〜3割です。SNSの告知だけを見て来る人は、それよりさらに低くなります。つまり——

逆算の式。目標動員 ÷ 0.25 = 個別に声をかけるべき人数
目標20人なら80人に個別で声をかける計算になります。「そんなに知り合いがいない」と感じたなら、それが今の動員の正体です。まず名前を書き出す作業から始めます。

人が来ない原因を切り分ける——4つのボトルネック診断

やみくもに施策を足す前に、どこで止まっているかを診断します。当てはまる行の対策だけをやれば、動員は動きます。

症状ボトルネック打つべき手
投稿してもいいねが数件、そもそも見られていない①認知ショート動画で新規に届ける/対バン現場でのフライヤー手渡し/ハコのSNSに載せてもらう
見てはくれるが「行く」と言われない②動機どんなライブか(音・雰囲気・見どころ)を伝える/個別に誘う/今回だけの理由(レコ発・企画・ゲスト)を作る
「行くね」と言われたのに来ない③障壁・記憶その場で取り置きを確定させる/前日リマインド/会場までの行き方と当日の流れを送る
来てくれるが毎回同じ顔ぶれで増えない①認知(新規)客層の違う対バンに出る/新規が入りやすいイベントを選ぶ/来た人が連れて来られる仕掛け
1回来た人が2回目に来ない④体験・導線当日のMCと物販で接点を作る/終演後48時間のフォロー/次回の日程をその場で告知
⚠️ いちばん多いのは③です。「行くね」と言ってくれた人の何割が来たかを数えてみてください。半分を切っているなら、施策を足すより取り置きとリマインドの運用後述)を直すほうが、はるかに早く動員が増えます。

STEP2 「来てほしい人リスト」を作る——フォロワー数ではなく名前の数

動員はフォロワー数と比例しません。名前と顔が浮かぶ人が何人いるかで決まります。スマホを開いて、次の順番で書き出していきます。

この作業のゴールは、目標動員の4倍の名前を書き出すことです。メモアプリでもスプレッドシートでも構いません。次のライブでも使い回せるので、一度作れば毎回の作業がぐっと軽くなります。

💡 リストは「送った/返事/取り置き済/来た」の4列で管理。これだけで、誰に送り忘れているか、誰にリマインドすべきかが一目で分かります。後半で紹介する動員台帳にそのまま育てられます。
提出物の準備は、集客と同時に進めておく
告知でバタつく前に、セット図と回線表を先に作って共有リンクにしておくと当日が楽になります。編成テンプレを選んで並べるだけ。
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STEP3 個別に誘う——そのまま使える文面テンプレ6種

ここが動員のいちばんの分かれ目です。一斉告知は「知ってもらう」ためのもの、個別のメッセージは「来てもらう」ためのもの。役割がまったく違います。共通のコツは①相手の名前を書く ②日時と場所を先に書く ③断りやすくする ④その場で取り置きまで進めるの4つです。

①よく会う友人・同僚へ(いちばん基本の型)

◯◯さん、お久しぶりです!
9月14日(日)の夕方に、下北沢の◯◯というライブハウスでライブをやります。18:30開演で、うちの出番は19:20から30分くらいです。
チケットは2,500円+ドリンク代600円で、こちらで名前を取り置きできます。
もし予定が空いていたら来てもらえたら嬉しいです。難しければ全然大丈夫なので、また今度お茶しましょう!

②前に来てくれた人へ(再来訪を狙う型)

◯◯さん、この前のライブ来てくれてありがとうございました!
次は9月14日(日)に下北沢◯◯でやります。前回のあと新しく作った曲を初披露するので、よかったらまた観に来てもらえたら嬉しいです。
取り置きしておきますか?(当日は受付で名前を言うだけで入れます)

③しばらく連絡していない人へ(ハードルを下げる型)

◯◯さん、ご無沙汰しています!突然すみません。
まだバンドを続けていて、9月14日(日)に下北沢でライブをやります。もし近くにいたら覗きに来てもらえたら嬉しいなと思って連絡しました。
もちろん予定が合わなければ気にしないでください。元気にしていますか?

④音楽に詳しくない人へ(何が起きるか説明する型)

◯◯さん、9月14日(日)に下北沢でライブをやります。
ライブハウスって行ったことないと分かりづらいと思うのですが、途中入場も途中退場もOKで、立ち見で1時間くらい観る感じです。うちの出番は19:20から30分なので、19時ごろに来てもらえればちょうどです。
入口で名前を言うだけで入れるようにしておきます。もし来られそうなら教えてください!

⑤複数人・グループへ(連れ立って来てもらう型)

みなさんお疲れさまです!9月14日(日)の夜、下北沢でライブをやります。
終わりが20:30くらいなので、そのあと近くで軽く飲めたらいいなと思っています。
来られる人がいたら人数だけ教えてください、まとめて取り置きしておきます!

⑥前日リマインド(いちばん効くのに、みんなやらない)

◯◯さん、明日のライブよろしくお願いします!
会場:下北沢◯◯(◯◯駅 南口から徒歩3分/地図:URL)
開場18:00/うちの出番 19:20〜19:50
受付で「◯◯(バンド名)の取り置きで、△△です」と言ってください。当日精算2,500円+ドリンク代600円です。
気をつけて来てくださいね!
⚠️ コピペのまま一斉送信はすぐ伝わります。冒頭の一文だけでも相手ごとに変えてください。「この前の話どうなりました?」の一言があるだけで、返信率がまったく違います。逆に、返事がない人に何度も追撃するのは厳禁です。1回送って反応がなければ引く、が長く続けるコツです。

STEP4 告知の型——1投稿に必ず入れる8項目

SNSの告知は「見た人が迷わず動ける」ことがすべてです。次の8項目が抜けていると、興味を持った人がそこで止まります。

入れる項目書き方の注意
①日付と曜日「9/14(日)」。曜日がないと予定と照合できません
②会場名と最寄り駅「下北沢◯◯(下北沢駅 徒歩3分)」。地名がないと遠さが判断できない
③開場・開演OPEN 18:00 / START 18:30。両方書く
④自分たちの出番いちばん重要なのに、いちばん抜ける項目。「◯◯は19:20〜」と書くだけで来やすさが変わります
⑤料金前売・当日・ドリンク代を分けて書く。「+1D」だけだと初めての人に伝わりません
⑥チケットの取り方予約フォームURL、またはDMで取り置き。導線を必ず1つ明示
⑦共演者対バン名を並べる。相手のファンにも届きます(並び順の作法はツーマン・スリーマンとは
⑧画像または動画文字だけの投稿はタイムラインで飛ばされます。フライヤーか演奏動画を必ず添える

やりがちなNG告知

STEP5 告知カレンダー——3か月前から当日までの逆算

告知は「思い出したときに投稿する」ものではなく、スケジュールとして先に決めておくものです。出演が決まった時点でカレンダーに入れてしまいます。

時期やること
3か月前出演決定を告知(まず日程だけ押さえてもらう)。共演者やイベント名が未定でも「9/14に下北沢で出ます」だけで先に出す
2か月前フライヤー完成・解禁。共演者と解禁日を揃えると拡散が重なって効果が出ます
6週間前予約フォームを開ける。ここから個別招待を開始(いちばん時間がかかる作業なので早く始める)
1か月前ショート動画や過去のライブ映像を投稿して、新規に届ける
3週間前個別招待の2周目。1周目で返事がなかった人は追わず、まだ声をかけていない人
2週間前共演者の告知をリポスト・引用。相手のファンに自分たちを見せる
1週間前セットリストや新曲の予告など、当日の見どころを投稿。ここで「行こうかな」が「行く」に変わります
3日前取り置きを締める告知(「取り置きは金曜まで」と期限を切ると駆け込みが出ます)
前日個別リマインド(テンプレ⑥)。ここをやるかどうかで当日の来場率が大きく変わります
当日朝会場の外観写真とアクセス、出演時間を再掲。当日券があるかどうかも明記
💡 「告知しすぎでは?」と不安になりますか。タイムラインの性質上、あなたの投稿はフォロワーのごく一部にしか表示されていません。10回投稿してようやく1人が3回見る、くらいの感覚で大丈夫です。ただし毎回同じ内容ではなく、切り口を変えるのが条件です。

STEP6 SNSの使い分け——それぞれ役割が違う

媒体役割使い方のコツ
ショート動画
(TikTok・Reels・Shorts)
新規の認知フォロワー外に届く数少ない入口。告知そのものより演奏の切り抜き・リハ風景・曲の制作過程のほうが伸びます。冒頭の数秒で音が鳴っていることが条件
X(旧Twitter)告知の拡散・同業との接続共演者やハコにタグ付けするとリポストされやすい。ただしフォロワーがバンドマンばかりだと動員には直結しません
Instagram(フィード)世界観・信頼初めて知った人が「どんなバンドか」を確認しに来る場所。プロフィールに次回のライブ日程と予約URLを必ず置く
Instagram(ストーリーズ)既存フォロワーの背中を押す質問スタンプ・カウントダウン・リンクスタンプが強い。「行けそうな人?」のアンケートは実質的な個別招待になります
LINE(個別・オープンチャット)実際の動員開封率がSNSと桁違い。友だちリストは最強の集客資産です
YouTube資産としての音源・映像ライブ映像は「行ったらこういう体験ができる」の証拠。誘うときにURLを1本添えるだけで反応が変わります
⚠️ フォロワーを増やす≠動員が増える。同業のバンドマン同士の相互フォローでフォロワーが1,000人になっても、その人たちは自分のライブがあるので来られません。増やすべきは「あなたの音楽を聴きたい人」であって、数字そのものではありません。

STEP7 オフラインの集客——実は効率がいい

SNSに埋もれる時代だからこそ、手渡しの一枚が効きます。特にライブを観に来る習慣がある人に直接届けられるのが強みです。

手段やり方効きどころ
対バン現場での手渡し自分たちの出番の後、物販や出口付近でフライヤーを渡すいま演奏を観たばかりの人なので確度が最も高い。「次は9/14です」の一言を添える
会場のフライヤー置き場出演する会場・出演予定の会場に置かせてもらうコストはほぼゼロ。ただし置くだけでは埋もれるので、手渡しの補助と考える
共演者との交換お互いのフライヤーを配り合う客層が近い相手ほど効く。対バンの打ち上げで話がまとまることが多い
物販での接点ステッカーや名刺サイズのカードにQRを載せて渡す物販はグッズを売る場所であると同時に連絡先を交換する場所です
路上・弾き語り路上ライブの最後に次回ライブを告知足を止めた人=すでに音を気に入っている人。その場でカードを渡すまでがセット
職場・学校の掲示許可を取ってフライヤーを貼る/配る音楽以外のつながりは競合が少なく、意外と来てくれます

対バンとイベント選びで動員は変わる——客は流れてくるのか

「対バン相手のお客さんが自分たちのファンになってくれる」——これは条件つきで本当です。条件を外すと、まったく流れてきません。

条件流れてくる場合流れてこない場合
客層の距離ジャンルが隣接している(少し違うが違和感がない)まったくの別ジャンル。お客さんが休憩に出てしまう
出演順自分たちの後にも観たいバンドがいる=お客さんが残っている自分たちが最後で、目当てのバンドの後に客が帰った状態(トリ・大トリとは
共演者の動員力自分たちより少し上のバンド格が違いすぎる(相手のファンは目当てのバンドだけ観て帰る)
接点の有無終演後に物販やロビーで直接話せた演奏して帰るだけ。顔と名前が残りません
💡 イベントの選び方の実務。ブッキングの誘いが来たら、共演者の名前を検索して、SNSのフォロワー数ではなく直近ライブの雰囲気(映像・写真)を見るのが確実です。合わなそうなら、ブッカーに「◯◯系のイベントがあれば呼んでください」と伝えておくと、次の組み合わせが変わります(ブッキングライブとは)。
⚠️ 同業だけのライブは動員が増えません。出演5組・各組がノルマ分の身内を呼ぶだけの構成だと、会場にいるのは出演者の知り合いだけになります。この形を何度繰り返しても新規は増えないので、どこかで「音楽好きが自発的に来るイベント」に混ざる必要があります。
対バンで印象を残すなら、まず当日の進行を止めないこと
転換がスムーズなバンドは、それだけでスタッフにも共演者にも覚えられます。セット図くんで提出物を先に整えておきましょう。
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ライブハウス側の集客力を借りる

意外と使われていないのが、会場そのものの集客力です。ライブハウスは自前のSNSとウェブサイト、そして常連のお客さんを持っています。

💡 ブッカーが見ているのは動員の「推移」です。30人→30人→30人より、15人→22人→30人のほうが評価されます。伸びているバンドには良い枠が回ってくるので、数字を記録して見せられる状態にしておくことが交渉材料になります。

取り置き・予約の運用——「行く」を取りこぼさない

ここが最も改善効果の大きい部分です。「行くね」と言ってくれた人を実際の来場まで運ぶのは、告知よりも確実で、しかも今日からできます。

取り置きリストに入れる項目

項目理由
お名前(フルネーム)受付で照合するため。ニックネームだけだと当日もめます
人数連れがいるかどうか。会場に伝える枚数が変わります
連絡先(SNSのIDでも可)前日リマインドを送る先
誰の紹介か複数のメンバーが取り置きを受けると同じ人が二重に登録されます
前売か当日精算か受付での金額の案内が変わる

取りこぼしを防ぐ4つのルール

⚠️ メンバー間でリストを一本化してください。各自がバラバラに取り置きを受けていると、当日の受付で「誰の分か分からない」「二重にカウントして枚数が合わない」が起きます。共有スプレッドシート1枚で解決します。整理番号を出すイベントなら整理番号の運用も先に決めておきましょう。

当日の体験設計——次も来てもらうためにステージでやること

集客の半分は「前回来てくれた人が、また来ること」で決まります。つまり当日のステージは、次回の集客活動そのものです。

終演後48時間——リピーター化はここで決まる

ライブの余韻が残っているのはだいたい2日です。この間に接点を作れるかどうかで、次回の来場率がまったく変わります。

タイミングやること
終演直後(その日のうち)SNSでお礼の投稿+当日の写真。来てくれた人の投稿にひとつずつ反応する
翌日来てくれた人へ個別にお礼のメッセージ。「◯◯さん来てくれてありがとう、◯曲目のとき前で観てくれてたよね」など具体的に
2日後ライブ映像や写真をまとめて公開。来られなかった人にも届くので、次回への布石になります
1週間以内次回のライブが決まっていれば告知。決まっていなくても「次は◯月ごろ」と予告しておく
💡 お礼は「全員に同じ文」より「一人に一言」。時間はかかりますが、この一手間がリピーターを作ります。10人に個別でお礼を送れば、次回はその多くが戻ってきます。これは新規を10人集めるより、はるかに簡単です。

動員台帳をつける——数字で見ると次の一手が決まる

感覚でやっている限り、集客は改善しません。毎回いくつかの数字を記録するだけで、何をすべきかが見えます。

日付会場形式声かけ予約来場うち新規リピート率
5/18◯◯ブッキング4518143
7/6△△ブッキング602619564%
9/14◯◯自主企画803427672%
見る数字読み取り方
声かけ→予約の率低いなら誘い方(動機)の問題。文面と、そもそも誘う相手が合っているかを見直す
予約→来場の率低いならリマインドと導線の問題。ここは今日から直せます(目安:8割を切ったら要改善)
新規の人数ゼロが続くなら認知の問題。対バン選び・ショート動画・フライヤー手渡しへ
リピート率低いなら当日の体験と終演後のフォローの問題。動員の天井はここで決まります
💡 この表はブッカーとの交渉材料にもなります。「前回は27人、うち新規6人でした」と数字で言えるバンドは信頼されます。自主企画を打つときの収支計算も、この台帳があれば一瞬で終わります。

形態別のコツ——弾き語り・社会人・学生・アイドル

形態強み集客のコツ
弾き語り
ソロ
ノルマが軽く、出られる場所が多い路上・カフェ・オープンマイクなどライブハウス以外の接点が作りやすい。1人なので機動力を活かして数を打つ(弾き語りのセット図
社会人
バンド
知り合いの母数が多く、来る側にも余裕がある職場・前職・趣味の集まりが最大の資産。平日夜は来にくいので、土日の早い時間の公演を選ぶと動員が伸びます
学生
バンド
同世代のネットワークとSNSの拡散力サークル・学祭・学内掲示が強い。ただしお金の壁があるので、料金と終演時間を明記して不安を減らす(軽音の文化祭
アイドル
グループ
特典会など接点の仕組みが最初からあるリリイベ・フロアライブで新規に触れる。物販の列=次回の動員リストなので、名前と顔を必ず記録する
地方在住競合が少なく、地元メディアに載りやすい地元FM・タウン誌・SNSの地域アカウントは都市部より載りやすい。遠征より地元での定着を先に
インスト
バンド
ジャンルの垣根を越えやすい言葉で説明しづらいぶん映像が最強の名刺。ショート動画との相性が非常に良い

やってはいけない集客10

まとめ:集客は「才能」ではなく「手順」です

動員が伸びているバンドは、特別な人脈を持っているわけではありません。目標を数字で決め、名前を書き出し、一人ずつ誘い、忘れられないようリマインドし、来た人にお礼を言う——これを毎回続けているだけです。

そして、集客に時間を使うぶん、当日の段取りは可能なかぎり短く済ませましょう。セット図と回線表が事前に揃っていれば、リハーサルも転換もスムーズに進み、演奏に集中できます。

段取りは10分で終わらせて、集客と練習に時間を使う
セット図くんは編成テンプレを選んで並べるだけ。作った図はURLで共演者やPAに共有でき、そのままPDFでも提出できます。
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よくある質問(FAQ)

ライブの集客はどうやって増やせばいいですか?
動員は「知っている人の数×来る理由×来られる状態」の掛け算で決まるため、まず自分たちがどこでゼロを作っているかを特定します。投稿が見られていないなら認知、見られても行くと言われないなら動機、行くと言われたのに来ないなら障壁とリマインドの問題です。もっとも多いのは3つ目で、取り置きをその場で確定させ、前日にリマインドを送るだけで来場率は大きく変わります。
バンドのライブに何人くらい呼べれば普通ですか?
チケットノルマの相場が20枚前後であることから、まずはノルマ枚数を自力で埋められる状態が最初の目標になります。現場の感覚では、初回は5〜10人、続けているバンドで15〜30人、自主企画やワンマンを打てる段階で40〜80人というのがひとつの目安です。ただし重要なのは絶対数ではなく推移で、ブッカーは前回より増えているかどうかを見ています。
SNSのフォロワーが少なくてもライブに集客できますか?
できます。動員はフォロワー数ではなく、名前と顔が浮かぶ人が何人いるかで決まるためです。個別に声をかけた人のうち実際に来るのは2〜3割が目安なので、目標20人なら80人に個別で声をかける計算になります。フォロワーが少なくても、LINEの友だちリストと職場・学校の知り合いだけで20人動員しているバンドは珍しくありません。
ライブの告知はいつから始めればいいですか?
出演が決まった時点、遅くとも3か月前には日程だけでも出します。フライヤーは2か月前に解禁、6週間前から個別招待を開始、1週間前に見どころを投稿、前日に個別リマインド、当日朝にアクセスと出演時間を再掲、という流れが基本形です。個別招待がもっとも時間のかかる作業なので、そこから逆算してスケジュールを組みます。
ライブの告知投稿には何を書けばいいですか?
日付と曜日、会場名と最寄り駅、開場・開演時刻、自分たちの出演時間、料金(前売・当日・ドリンク代を分けて)、チケットの取り方、共演者、画像または動画の8項目です。とくに抜けやすいのが自分たちの出演時間で、これがないと「何時に行けばいいか分からない」という理由で離脱されます。フライヤー画像だけを貼るのではなく、本文にもテキストで書いてください。
「行く」と言われたのに来てもらえないのはなぜですか?
単純に忘れられているか、当日の動き方が分からず不安になっているかのどちらかがほとんどです。対策は3つで、言われたその場でフルネームを聞いて取り置きを確定させること、予約フォームを用意してDMを送らなくても予約できるようにすること、前日に会場・時間・受付での言い方・金額をまとめたリマインドを送ることです。予約から来場の率が8割を切っているなら、ここが最大の改善点です。
対バン相手のお客さんは自分たちのファンになってくれますか?
条件つきで本当です。ジャンルが隣接していて違和感がないこと、出演順の関係でお客さんが会場に残っていること、共演者との動員力の差が大きすぎないこと、終演後に物販やロビーで直接話せること——この4つが揃うと流れてきます。逆に、出演者の身内だけで埋まったライブを何度繰り返しても新規は増えません。
ライブハウス側は集客を手伝ってくれますか?
会場のSNSやウェブサイトのスケジュール欄、常連のお客さんという集客資産を持っているので、こちらから素材を渡せば載せてもらえることが多いです。フライヤー画像と100字程度の紹介文、音源のリンクをまとめて送っておくのが実務的です。また、周年イベントや会場企画のライブは会場自身が集客するため、新規に触れる貴重な機会になります。
チケットを無料で配ってでも人を呼ぶべきですか?
常態化はおすすめしません。無料だから来た人はリピートしにくく、動員の実態も見えなくなるためです。ノルマを自腹で買い取り続けるのも同じで、数字の上では埋まっていても改善のしようがなくなります。それよりも、来てくれた人に個別でお礼を送ってリピーターにするほうが、費用をかけずに確実に効きます。
集客のために何を記録しておけばいいですか?
毎回、声をかけた人数・予約数・来場数・うち新規の数の4つを記録します。声かけから予約の率が低ければ誘い方、予約から来場の率が低ければリマインド、新規がゼロなら認知、リピート率が低ければ当日の体験とフォローが課題だと切り分けられます。この台帳はブッカーとの交渉材料にもなり、自主企画の収支計算にもそのまま使えます。